Salem (セイラム)
WE English School の従業員として働いております看板猫。
主に生徒さんのお出迎えお見送り担当。
猫の好きな生徒さんを癒すのもお仕事の1つ。
その他に、毎朝私を起こしに来るのも彼の日課と決めているらしい。
性格は:
穏やかで大人しく、
他人(他猫?)を傷つける事をしない 優しさがある。
冷んやりとして、静かな場所を好み、孤高に生きる男の子。
基本的に1人が好きで、ほぼ、ないたりしません。
そんなセイラム君。
今日は悲しい事があった。
本日はスクールのお休み日で
普段使われていない二階部屋の空気の入れ替えの為
窓を開けに行ったり、掃除をしたりしました。
その時、セイラム君
そっと 私の後をつけて来たらしい。
猫は基本足音を立てずに歩く。
そして、隠れるのが好き。
夕方そのまま二階の小部屋に閉じ込められてしまった。
そして 約7時間後。
あれ?
セイラムが居ない。
1人が好きだから、何処かで寝ているのだろう。
それにしても、しばらく姿を見せていない。
念のため二階へ上がると、普段 ないたりしない 小さな声が聞こえた。
ごめんなさい!
セイラム、気がつかなくてごめんなさい。
確認しなくて本当にごめん‼️
猫の知能は人の子供の2〜3歳。
寂しさを訴えたり、閉じ込められた事に怒ったり、泣いたりするのが我々人間。
でも
セイラムは違った。
全身で 『ありがとう』と言った。
何度も
何度も
開けてくれてありがとう。
来てくれてありがとう。
見つけてくれてありがとう。
来てくれて嬉しい。
と、甘えて 感謝を表した。
ひとしきりその感謝の気持ちを全身全霊で表現してから
お水を飲み、ご飯を食べ、トイレに行った。
こんな場面に遭遇するといつも思う。
動物は大切な事を知っているのだと。
辛い事が起こると、誰かのせいにしたり、
不運を嘆いたり、責めたり、
周りの環境のせいにしてしまいがちな
普通の人間の私。
優しく 純粋に 綺麗な瞳で
ただ ただ
不運から救われた事に
真っ先に感謝の気持ちを表したセイラム君。
私もそうでありたい。
そんな志を持ち続けていたい。
人とは違う生き物の純粋な姿を 今日はセイラム君に学びました。
ホッと
安心したセイラム君は 今 私の近くで寝ている。
ゆっくり おやすみなさい。
今日は本当にごめんなさい。
そして、優しさをありがとう。