今日は『十勝ドリームマップ会議2018』に参加。
Dialog in the Dark. 暗闇体験をして来ました。
完全な闇の中で 、人と対話をする。 闇体験です。
(主催:帯広市 / 公益財団法人とかち財団 / フードバレーとかち推進協議会)
静かな革命!と言っても過言ではありませんでした。
視界が消え、真っ暗闇の中の私達を助け導いてくれたのは盲目の方達。
その方達の指示でミッションをクリアしていくのです。
ミッション その①
フォークダンスをする
ミッション その②
4回相手を探して対話する(お題:好きな食べ物/初めてのデートの場所/子供の時の夢/現在の夢)
ミッション その③
15名のグループを作れ
ミッション その④
十勝に残したい物を一つ言う/十勝の変わって欲しい事を言う
ミッション その⑤
それでは、自分が出来る事は何か?
早速ミッション①でダンスの群れからはぐれ、独りぼっちに!
闇の中に1人だとこんなに不安だなんて!
そして、盲目の人が私の声を聞き、人のいる方へ手を引いて連れて行ってくれたのです。 何て逞しい。何て頼もしい。
はぐれて最初に見つけた人 Mさん!
私はMさんの手を握り、1人は怖い!一緒にいてください!と懇願する始末。 Mさんは黙って手を差し伸べる。
人が居るってこんなに安心。 誰とも分からないMさんを捕まえて、次のミッションを待つ。
「Mさん ありがとうございます。ありがとうございます」
と別れを惜しんで次のパートナーを探す。
ミッション②では、ニックネームを自分でつけて対話。
私はその時『ヨシキ』でした。
ヨシキ❗️何処だ⁉️ 大声で呼ばれ
『ヨシキ、此処に居ます!』と大声で答える。
不自由の中、協力し合う事の大切さ、
地位も名誉も名声も年齢も性別も超えて 素直な心ひとつで対話。
その中に確かな喜びを感じました。
今まで夢中に駆けてきて忘れていた心の奥底に眠る『自分の夢と希望』が改めて暗闇の中で生まれたのです。
最後の ミッション⑤
暗闇の中で自分に出来る事を書いてきました。
・・を育てる。
それが 今 自分に出来る事。
小さくても、いい。
出来る事から始めたいっと心から思いました。
ミッションが終わり、ゆっくりと少しずつ周りが明るくなる様は
まるで、新しい太陽を迎い入れたような、生まれ変わったような気持ちになりました。
ああ。
良かった。
明けない夜はないのです。
そして、本当に新しい朝が来た感覚が体全体を覆うと、
最初に出会った Mさんに会いたくなった。
どんな人なのだろう。
どれだけ勇気つけられただろう。
その感謝とその時の安心感を伝えたくてMさんを探した。
『Mさんって、協力機関の理事ではないの?』
人伝に聞いて驚き、声をかけるのは烏滸がましいかと一瞬思ったが、直ぐにその考えは消えた。
だって、私が会ってお礼を言いたいのは『理事』ではなく暗闇の中のMさん だから。
人違いだったらどうしよう
恐る恐る訪ねてみた。
『すみません。暗闇の中のMさんですか?』
理事のMさん 少し間を置いて答える。
『・・・川村さん?』
名前を覚えて下さった嬉しさは一生忘れられない思い出になる。
『はい!はい!そうです! Mさん、あの時は本当にありがとう。』
Mさんから 屈託もない優しい笑みがこぼれた。